Javaのコードを書くときに必ず出てくるセミコロンと波括弧(※中括弧とも言います)。
とにかく習いたての頃は、
- 一体どういうときに書くんだ?(¯―¯٥)
- セミコロンか波かっこ…どっち書くべきかよくわからん(T_T)
こういうことって考えがちですよねw
このページでは、Javaにおけるセミコロンと波括弧の意味について説明し、フォーマルな書き方を解説していきます^^
※ 動画もありますのでお好みでどうぞ◎
Javaで使う波括弧()の意味と正しい書き方
まずは{}の記号で表される波括弧についてです。
これは各クラスと各メソッドの始まりと終わりを意味しています。
言い換えると、クラスのブロック(範囲)とメソッドのブロック(範囲)を示すもの。
実際にコードを見ながら確認してみましょう
class クラス名 {
public static void main ( String[] args ) {
//この中に処理や命令を書いていく
}
}
青文字の{}内がクラスブロックで、緑色の{}内がメソッドブロックと言います。
このようにJavaのソースコードは二重構造のブロックで成り立っているんですね。
そしてプログラム処理や命令文は必ずメソッドブロックの中に書かなければいけません。
「このメソッドでは〇〇をする」「このメソッドでは△△をする」というように、プログラムの処理を書くときには必ず波カッコ{}でくくって上げるのが鉄則というわけです。
Javaにおける一つのお作法であり、決まり事として定められているんですね^^
Javaで使うセミコロン;の意味と書き方
Javaのセミコロン(;)は、文章の最後につける「。」のような意味があります。
つまり、Javaで文を書いたらその末尾には必ずセミコロンを付けましょう、というルールが存在します。
なので、先ほど考えた波括弧{}以外の文末にはセミコロンを付けるものなんだと割り切って考えておくとスムーズです。
以下のコードでは、メソッドブロックの中の文の最後に一つだけセミコロンが書いてあるのがわかりますね。
public class Bunkei {
public static void main (String[] arg){
System.out.print("文系エンジニア");
}
}
目立たないですし、とても小さい存在ですが、LINEやメール、手紙でも文章を書いたら「。」を書くのが常識であるように、Javaも「;」を書くものなんだ、と素直に落とし込みましょう。
セミコロンが一つでも抜けているとエラーになってプログラムが実行できませんので絶対必要です^^
セミコロンも中かっこも正しく書きましょう
いかがだったでしょうか?
{}であれ;であれ、意味がわかると気持ちよくコードが書きやすくなりますよね。
最後に総まとめをしてみましょう。

赤の波線に囲われた範囲はクラス全体を表すクラスブロック。
緑色の波線に囲まれた範囲がメソッドブロック。
水色のセミコロンは文末における「。」の役割。
…でしたね。
- 波括弧(中括弧)は各クラスやメソッドの最初と最後の範囲に書く。
- セミコロンはコード文章の最後にお作法の一つとして書く。
Javaではこのように適材適所にコードが正しく書かれてはじめて実行可能なプログラムになります^^